さぁ!泣いても笑っても今日が最後じゃ!
この日のために、2ヶ月間どっこも行かず厳しい試練に耐えてきたのじゃ!
さてっと、薬でも飲むか。ゴックン。うえぇ〜、マジィ〜!
なにしろ今日は、横浜沖まで行くって言ってたからな。
よっしゃー!やったるでぇー!
まずは4級用のモーターボートからね、はいはい・・・
って、これもやるんだっけ!?
実習初日にちょこっとやっただけじゃんかぁ。
それなのにやるわけ?どしても?あっそう・・・
間違ってても、デッカイ声だせばいいっていってたからそれでいくしかねぇべ。
こうなりゃ、当たって砕けろだ!
・・・(ただいま試験中)・・・
で、本当に砕けちゃったみたい・・・
「エンジン始動前の点検」も「操船」も、1級とごちゃごちゃ・・・
他の人と比べると、やたらとチェック付けてたもんなぁ。
試験は減点式だから、教官殿の手が動いたときは点が引かれてるときなんよ・・・
あ〜、もうダメだ。”あっし丸”は、ここ浦安の海であえなく沈没かぁ。
モーターボートバッチシだったヤツは「大丈夫、大丈夫!これからだよ」
って、そりゃあんたはいいよ。バッチシだったんだからさぁ。
ふん!あっしなんかさ、落ちるかもさ、しんないんだぞ(イジイジ)
バッチシ:「うちら1級受けてんだからそっちで合格点とればいーんだよ」
な〜るへそ!百万回に1回くらいはいいこと言うじゃん!
こんのやろぉ〜!あっしの底力みせたるでぇ〜!!!
教官殿:「では、これより1級船での試験を始める!」
さあ!どっからでもかかってこい!教官星人め!
蛇行運転→おりゃおりゃぁ〜!
人命救助→ひょいっ!
左舷接岸→スパッ!
その場回頭→ビターッ!
口頭質問→テキパキ!
パーペキだ・・・泣けてくるほどパーペキじゃないか・・・
ど〜ぢゃ!手のつけようが無い・・・じゃなかった、非の打ち所が無いじゃろ!
残るは、横浜沖までの修了航海のみ・・・
もらった・・・この試験もらったぜい!
息子よ、かーちゃんよ、とーちゃんは海の男になって帰るからのう・・・
がぁーっはっはっは! |